足場工事における根がらみとは
2022/08/25
足場工事の「根がらみ」という用語をご存知でしょうか。
根がらみとは足場部材の名称で、足場の強化にもつながる重要なものなんです。
そこで今回は、足場工事における根がらみについて詳しく説明します。
足場工事における根がらみ
根がらみは床組材の一種で、建地の位置ずれなどによる倒壊を防止する役割があります。
足場の脚部で支柱を相互に連結することで、支柱の横滑りや不等沈下が起こりにくくなるんです。
設置規定
厚生労働省によるガイドラインには、以下の通り規定されています。
・根がらみは、できる限り低い位置に設置する・根がらみをはずした開口部等がある場合には、筋かい等で補強する 現場の安全性を高めるためにも、推奨されている規定を把握しておくことが重要です。
重要性
根がらみを組む際は水平器やメジャーなどを使用して、建物との離れを確認する必要があります。
土台の基礎となるこの工程はその後の足場全体を左右する根幹にあたるため、作業として難易度が高いです。
また根がらみは、足場の基礎を組み上げるときに支柱をつなぐ布材の役割も担っています。
その後の作業を支える根がらみは、とても重要なものなんですね。
まとめ
足場の基礎となる根がらみを組む作業は、その後の作業の安全性を担保する重要な工程なんです。
現場の倒壊を防ぎ、作業場の足場の快適さも左右します。
厚生労働省のガイドラインの規定に則った、安心安全第一の施工を行うことが重要です。