くさび式足場が使用できる基準について
2022/07/14
足場にも様々な種類があるのをご存知でしょうか?
その中のひとつ、くさび式足場は中低層建築物によく使われている足場です。
くさび式足場の使用には、建物の高さ制限など、色々な基準が定められています。
今回は、くさび式足場を使用できる基準についてご説明します。
くさび式足場とは
くさび式足場(くさび緊結式足場)とは、柱となる金属管に踏み板や手すりなどのパーツを、くさびを使って緊結する方式の足場です。
ハンマー1本で容易に組み立てできるのが特徴で、建築現場や外壁塗装などの短期間の補修工事に使用されます。
くさび式足場が使用できる基準
くさび式足場は、「くさび緊結式足場の組み立て及び使用に関する技術基準」に従って使用する必要があります。
この基準の主な内容は、次のようになっています。
・住宅用くさび式足場の場合、高さ10メートル未満で使用する
・くさび緊結式足場の部材及び付属金属の認定基準に適合している専用の部材を使う
・有資格者の配置が必要
・労働安全衛生関係法令を遵守すること
・手すり先行工法に関するガイドラインを遵守すること
・住宅用に関しては、足場先行工法に関するガイドラインを遵守すること
まとめ
くさび式足場の使用には、細かく基準が定められています。
これらの基準を満たし、くさび式足場を使用することで、コストを抑え、短い工期で足場を組むことができます。
足場の工期を短縮できると建築全体の工期も短くなるため、中低層建築物においてはメリットが大きい足場方式だと言えるでしょう。