タワークレーンの運転席の仕組みと必要な資格とは
2022/07/20
高層ビルの建築で利用されるタワークレーンの運転席は、どのようになっているのでしょうか。
タワークレーンの運転するための国家資格が必要であり、高い知識と技術が求められます。
今回は、タワークレーンの運転席の仕組みや必要な資格についてご紹介します。
タワークレーンの運転席の仕組み
クレーンの運転士は、地上からリフトやはしごなどを利用して運転席まで昇ります。
運転席には、冷蔵庫やトイレが完備されており、仕事が終わるまで降りることはありません。
右動作デスク
・巻き上げ主幹制御器…吊りワイヤの巻き上げ速度を切り替える
・巻き上げ高速の表示灯…巻き上げ運転で高速で運転すると点灯
・非常停止ボタン…電動機が停止してクレーンがとまる
・速度計…巻き上げ速度を計測する
など
左動作デスク
・引き込みや旋回主幹制御器…ジブの起伏や旋回を操作する
・電気室エアコンスイッチ…コックピット後部にある設備機器を冷却するエアコン
・ワイパーの操作…コックピットのワイパーを操作する
タワークレーンの運転席に乗るための資格とは?
タワークレーンの運転席に乗るには、「クレーン運転士免許」「玉掛け技能講習」といった2つの資格が必要です。
クレーン運転士免許とは、工事現場での吊り上げ荷重5トン以上を含めたクレーンを操作できる国家資格です。
また、1トン以上のクレーンを操作する場合は「玉掛け技能講習」の修了する必要であると定めています。
まとめ
タワークレーンの運転席には、地上からはしごやリフトを利用して昇ることができます。
タワークレーンを運転するには、クレーンの運転士免許の国家資格を有して、玉掛け技能などの豊富な経験を必要です。
『有限会社日栄建設』では、建築現場のプロ集団として豊富な実績がありますので、ぜひお問い合わせください。