手すり先行工法の種類について
2022/09/01
足場を組み立てる作業は、転倒や墜落などをする恐れがあります。
そんな危険を防止するために、手すり先行工法という作業方法があるんです。
快適に作業できる「手すり先行工法」にはいくつか種類があるので、今回は手すり先行工法の種類について説明します。
手すり先行工法の種類
手すり先行工法は、大きく3種類に分けられます。
手すり先送り方式
手すり先送り方式は、足場の組み立て・解体・変更の作業で行われる方式です。
基本的に、足場の最も高い層に作業床を設置する前に行います。
最上層の一つ下の層に位置する床から建て枠の脚柱などに沿って、手すりを付けるのが一般的です。
上下にスライドできる手すりや手すり枠は、端から順に設置しましょう。
手すり据置き方式
手すり据置き方式は、足場の組み立て・解体・変更の作業の中で行われます。
手すり先送り方式と同様に、最も高い層に作業床を設置する前に行う方式です。
基本的に手すり据置き方式では、据置き型の手すりや手すり枠を使用します。
手すり先行専用足場方式
手すり先行専用足場方式は上記の2種と同様に、足場の最も高い層に作業床を設置する前に手すり機材を取り付ける方法です。
最も高い層より一つ下の層から、端から順に設置していきます。
この方式に使用する手すりには「建て枠と手すり枠を調合したタイプ」と「一体になっているタイプ」の2種類があるんです。
まとめ
手すり先行工法には「先送り式」「据置き式」「専用足場式」があります。
施工の流れはほぼ同様ですが、それぞれの特徴としては設置できる手すり機材に違いがあるということです。
それぞれの特徴を活かし、用途目的に合わせた現場の環境づくりを意識してみてくださいね。