足場の筋交い(すじかい)とは
2022/10/01
「足場の筋交い」とは、どのようなものなのかご存知でしょうか?
聞きなれない言葉ですが、建築現場においては重要な役割があるものなんです。
そこで今回は、足場の筋交いについて詳しくお話します。
足場の筋交い
筋交いとは自然災害の際に建物が倒れないように、柱と柱の間に入れる部材のことです。
早速、筋交いの必要性について見ていきましょう。
必要性
日本の木造の建物には、主に柱と柱を梁で水平につなぐ施工方法が用いられています。
この施工法の場合、建物の上方向からの圧力であれば柱で支えることが可能です。
しかし地震での横揺れや台風での強い横風などの「横からかかる圧力」に対しては、強度が弱いと言われています。
そこで、耐震性・耐風性に強い補強材である「筋交い」が必要となるんです。
建築現場では「ブレース 」とも呼ばれています。
目的は木造建物と同じように、足場を補強するために使用します。
補強を行うことで倒壊や変形を防止し、ねじれを抑制することができるんです。
設置基準
筋交いの設置基準は、法律で定率で筋交いをすることが定められているんです。
単管足場の筋交いをする場合は、はり間筋かい・大筋かい・水平筋かいの3つの規則があります。
この3つの規則にしっかりと従って、筋交いの設置を行うことが重要です。
まとめ
筋交いは、足場の補強を行う目的があります。
補強を行うことで倒壊による事故を防ぐことができ、変形やねじれを抑制することができるんです。
足場の筋交いは、安心安全に作業するためには欠かせないものなんですよ。