足場の親綱とは?
2022/10/22
「親綱」とは、どのようなものかをご存じですか。
日常生活では、あまり聞きなれない言葉かもしれません。
そこで今回は、足場の親綱についてご紹介したいと思います。
足場で使う親綱について
親綱とは?
親綱(おやづな)とは、高所作業をする際に安全帯を引っ掛けるためのロープを指します。
作業者にとって落下防止のための命綱となるため、人命を守る非常に大切なロープです。ナイロンやポリエステルなどの素材で作られています。
また、強度を持たせるために、ワイヤー入りのタイプもあります。
設置・使用のポイント
親綱支柱を鉄骨フランジに差し込み、ボルトでしっかり締め付けて設置します。
このとき支柱のスパンが10m以下となるようにし、1スパンは1人で使用するようにしましょう。
落下時のケガを防ぐため、親綱は自分より高い位置に、たるまないようにピンと張ります。
なお、親綱に引っ掛けるランヤードは、落下の際に地面に達しないよう、1.7m以下の長さで使用しましょう。
日頃の管理について
親綱及び支柱は、日頃から摩耗・変形・破損がないことを確認しておきましょう。
取付金具などにも異常がないか確認が必要となります。
命を守るものだけに、異常が見られなくても定期的に新品と交換することが大切です。
まとめ
親綱とは、高所作業時の落下を防ぐ命綱の役割を果たすロープのことです。
落下によるケガを避けるため、設置の際は自分よりも高い位置にピンと張るのがポイントです。
作業の安全のため、日頃から摩耗や破損の有無を確認し管理することが大切です。