足場はなぜ倒壊するの?
2022/11/15
「工事現場の足場が倒壊した」というニュースを見かけることがあります。
壊れた足場を見るたびに、痛ましい気持ちになりますよね。
今回は、足場が倒壊してしまう主な原因についてご紹介します。
足場の倒壊する原因は?
足場の倒壊原因について、自然災害やよく使われる足場の面から見ていきましょう。
足場は自然災害に弱い
足場の倒壊の原因の多くは、地震と強風が挙げられます。
地震や台風に見舞われるたびに、工事現場の足場倒壊のニュースが流れてきます。
強風に煽られたり、地震で足元が揺らいだりすると、建物ほど強度のない足場は簡単に倒壊することがあります。
枠組み足場の倒壊
高層建築の足場として使われる枠組み足場ですが、倒壊の原因としてまず挙げられるのが、高層ゆえに強風に煽られることです。
ただし、その他にも倒壊の原因はあります。
例えば、壁つなぎの位置の確認不足や設置の際の不備、筋交いなどの損傷などです。
また建枠の止めピン・布枠フックのセットミスなどもあります。
くさび式足場の倒壊
低層建築で使われるくさび式足場が倒壊する原因は、地盤変化の影響が挙げられます。
くさび式足場は、くさびをハンマーで叩いてはめ込んでいる構造なので、元々高い強度があるわけではありません。
このため、地盤が弱かったり地震で地面が揺らいだりすると、足場が不安定化し倒壊することがあります。
まとめ
足場は地震や台風などの自然災害に弱く、倒壊することがあります。
加えて、足場の強度や施工ミスなどによっても、倒壊のリスクは高くなります。
足場の倒壊を抑えるためには、まずは施工時の人的ミスを無くすことが求められます。