足場の積載荷重について

足場を組んで作業をする際、積載荷重を知っておく必要があります。
積載荷重は、安全に作業を進めるための基準があります。
そこで今回は、足場における積載荷重についてご紹介します。

足場における積載荷重について

足場には、許容積載荷重と最大積載荷重があります。
それぞれの特徴や違いについて見ていきましょう。

許容積載荷重とは？

1枚の布板がどれほどの重量に持ちこたえるのかを表した数値です。
布板の幅によって、この数値は変わります。
幅が広くなるにつれて値は大きくなり、大きな重さにも持ちこたえられるようになります。

最大積載荷重とは？

足場に布板を組み合わせて設置した状態で、1スパン(約1.8m)当たりの足場が持ちこたえられる重量を表した数値です。
最大積載荷重の基準値は、足場のタイプごとに決められています。
例えば、ブラケット一側足場と単管足場の場合ではそれぞれ、150kg、400kg以下が基準値となっています。
足場の種類によって、載せられる上限が異なります。

最大積載荷重には表示義務がある

足場を組んだ場合は、労働者への周知を目的として最大積載荷重を明示するよう、安衛法で定められています。
また、表示だけでなく重量オーバーも禁じられているため、注意しましょう。

まとめ

許容積載荷重は、1枚の布板が持ちこたえる重さを表した数値です。
一方、最大積載荷重は1スパン当たりの足場が持ちこたえる重さを表した数値です。
最大積載荷重は、足場のタイプごとに基準値が決められ、これを超えては載せられないため注意しましょう。