鉄骨造の防音性について

生活音や騒音はトラブルの原因のひとつに挙げられます。
建物を建てる際、材料の防音性能が高いか気にされる方は少なくありません。
今回は、鉄骨造の防音性についてご解説させていただきます。

鉄骨の防音性

鉄骨造とは、骨組みに鉄骨を利用した構造体のことです。
主要部材を工場で生産し、現場で組み立てることがほとんどなので、工期が短く建築コストを抑えることができます。
鉄筋造に比べると防音性劣りますが、木造より防音性は高いです。

鉄骨により防音性能に差が出る

鉄骨造には軽量と重量の2種類があり、防音性能に差があります。

軽量鉄骨造

鋼材の厚さが6ｍｍ以下を使用した鉄骨造を指し、防音性が低くなりやすい傾向があります。
柱、梁、筋交いを利用した構造の、小規模の建築物や一般住宅で利用します。

重量鉄骨造

鋼材の厚さが6ｍｍを超えるものを使用した鉄骨造を指します。
柱と梁を完全に固定したラーメン構造や鋼材を三角形に組み合わせて用いるトラス構造に使用します。
軽量鉄骨と比較すると高い防音性が期待できますが、過度の期待はできません。

まとめ

鉄筋・木材と比較すると、鉄筋より防音性能が低いものの、木材に比べると防音性能が優れています。
鉄骨の厚さによっても防音性能が変わってくるので、どの鉄骨を使うか一度検討しましょう。
【有限会社日栄建設】では、建物の材料選びから騒音対策などの相談を受け付けています。
騒音トラブルが心配と感じた際は、弊社まで一度ご相談ください。